よく耳にする言葉に、
「近視の人が歳をとると目が良くなる」
というものがあります。
えっ本当!?
と思われる方
私も近視ですが、
だとしたら早く歳を取りたいですよね?!笑🤣
でも実はこの表現だけではちょっと誤解を含んでいます!
が、全くの嘘でもない
今回はそこの謎を整理してみたいと思います!
なぜ「歳を取ると目が良くなる」と言われるのか?

近視の人は毛様体の過度な緊張や眼軸の長さの影響で、「近くは裸眼でよく見える」けれど「遠くが見えにくい」のが特徴です。
近視の人は、もともと手元は頂点を合わせるのが得意!と思っておいてください。
一方、正視(視力がもともと1.0以上の人)の方(実際には遠視の方も含みます)は、40歳を過ぎると「手元が見えにくい」と感じてきて、それを一般的には老眼と呼んでいます。
話を進める前に少しだけ遠視を補足すると、、、

正視は網膜上で像を結びますが、「遠視」は元々の水晶体の薄さなどの影響で、網膜の後ろで像を結びます。
しかし目は賢いので、本人の意思に関わらず、毛様体筋でピントを自動調整してくれるので、よほどの過度な遠視でない限り、実は正視の方(正常)と、同じように目が良いと感じて生きています。
ただ、正視と異なるのは、いつも少しだけ毛様体筋が頑張って働いているので、常に少し緊張しています。その為、ある程度の年齢になると、筋肉の収縮や水晶体の弾力が落ち、ピント調整がしにくいと感じてくるのです。
なので、目がいい人は老眼になりやすいと言われる由縁はここにありますが、その中には隠れ遠視の方も多くおり、目の機能的に手元を見る時は毛様体筋が頑張りやすい特徴を元々もっていると思ってください。
視力低下の原因をざっくり知りたい方は⇩こちらのブログも✔してくださいね♪
https://note.com/embed/notes/nae17f084199d
さて、話を戻して、
「近視の人は歳をとっても目が楽そう」
「歳をとったら目が良くなったみたい」
と表現される理由を簡単に解説していきます⇩☆
本当に「見えやすくなる」ことはある?
実はまったくの嘘ではなく、歳を重ねる中で見え方が変わる可能性はいくつかあるんです✨
① 機能的な変化
【毛様体筋】加齢で毛様体筋が硬くなったり、調整機能が落ちてきても、元々近視の方は近くに焦点が合いやすい為、正視・遠視の片より気づきにくいのです。自覚として現れるのは後れるので、近視の方は老眼になりにくいと表現されます。
【水晶体】が硬くなり、屈折角度が緩まります。この変化によって、強かった近視が少し弱まり、遠くが以前より見やすく感じる場合があります。
ただしこれは「近視が治った」のではなく、水晶体の働きが衰えた結果の反応にすぎません。(だから機能的な改善な訳ではありません😂)
また、白内障の初期には逆に水晶体が厚くなり「近視が強まる」ことで、老眼で見えにくかった近くが一時的に見えるようになることもあります。
この場合も「回復」ではなく、経年劣化による変化なのです。
以下、参考に論文を載せておきます⇩
*Refraction and Change in Refraction Over a 20-Year …” (Bomotti et al. 2018)
② 精神的な変化
視力は心の状態にもとても影響されます。
近視の人は一般的に「自分の内側や手元に意識を向けやすい」傾向があると言われます。もう少し違う表現をすると、物事を凝視しやすい気質だったり緊張しやすい傾向にあります。
一方、年齢を重ねると「全部をハッキリ見なくてもいい」「大切なものだけ見ればいい」という心境の変化が訪れます。
長年の経験を経ての
手離し、ゆとり、緩み☺️、悟りですね
老眼で「近くにピントが合いにくい」ことも、ある意味では「細かいことにこだわらず、広い視野を持つ」変化と重なっています。
また、ストレスでピント調整が乱れることもあれば、リラックスしているときには見やすくなることもあります。
つまり、心の在り方が“見え方”にそのまま映し出されることも少なくないのです♪
まとめ
「歳をとると目が良くなる」というのは、
*近視の人が老眼と検査で言われても、本人が自覚として気付くのが遅い
よって、近くが見やすい と言われます。
*加齢での変化で近視(過度な緊張による近視)が少し弱まる場合がある(物理的、精神的に)
といった現象から生まれた言葉です。
ただし、これは「本当に近視が治った」わけではなく、身体の機能変化や心の変化の結果として“そう感じる”だけなのです。
視力は単なる目の問題ではなく、年齢の重ね方や心の持ち方とも深くつながっています。
だからこそ、見え方を通して「身体や心の今の状態」に気づくことができる入口だったりもします☺️

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